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2019/03/06(水) NEWS

【合格】関西大学大学院外国語教育学研究科

王 格格(中国)
和歌山YMCA国際福祉専門学校日本語科出身

私は中国の大学で4年間日本語を勉強しましたが、日本に来て、実際に日本人とコミュニケーションを取ってみると、全然できませんでした。それを特に感じたのはバイト先です。バイト先で出会う若者たちの話す言葉は、私がこれまで習ってきたものと全くちがいました。例えば、彼らがよく使う「ヤバい」という言葉ですが、中国の先生は私に「ヤバい=危ない」ということしか教えてくれていませんでした。しかし彼らは「ヤバい」を「めっちゃカッコいい!」という意味で使っていました。自分は四年間いったい何を勉強してきたんだろう?と自己嫌悪に陥り、深く挫折しました。

そのような苦い経験から、大学院では日本語教育の研究がしたいと思うようになりました。私のように中国で日本語を学んでいる人たちに自分と同じ悲しみを味あわせたくないと思ったのです。特に興味を持ったのは若者言葉の研究でした。けれど、せっかく若者言葉に関する研究計画をまとめて大学院を訪れると、教授から若者言葉の研究は日本語教育のなかでは一般的ではないと言われてしまいました。残念ながら、テーマを変えるしかありませんでした。そして最終的に決めたのが、新編日語の多義副詞についてです。新編日語は中国で日本語を専攻する大学生ならばきっと使用しているテキストです。多義副詞とは複数の意味をもつ副詞のことで、中国人日本語学習者にとっては、上級者レベルになってもなお習得が難しいと言われているものです。

私はもともと真面目に頑張って勉強するようなタイプではありませんでした。大学までそんな調子でしたので、進学した大学は普通中の普通でした。大学生になって周囲の友人たちにどんどんボーイフレンドができるなか、私にはできませんでした。遊んでくれる友人がいなくなってしまったので、退屈をもてあまし、日本語を熱心に勉強するようになりました。そのおかげで、大学2年のとき、なんとN1に合格しました!そんな結果がなかったら、母は私を日本に来させてはくれなかったでしょう。

今回、関西大学大学院に受かるまで、私は何度も何度も受験に失敗しました。そのたびに「なぜそんなに日本語教育にこだわるの?」と嘆いていた母ですが、最後に合格を勝ち取った報告をしたときは泣いて喜んでくれました。担任の角田先生も泣いてくれました。

中国で日本語を勉強している学生たちに私からひと言アドバイスするならば、日本語教育学はやっぱり受けないほうがいいということです。角田先生から、日本語教育は厳しいし、過去の合格率も高くないと言われていたのですが、私は軽く受け流していました。「それは過去の人たちが努力しなかったからじゃないの?」と疑っていました。けれど実際に受けてみて、先生の言うことが本当だったと思い知りました。日本語教育学を勉強するのは本当に大変です。ボーイフレンドは欲しいけど、私はこれからも当分作れません。

王 格格さん、合格おめでとうございます!!

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